断熱ウレタン工事

断熱発泡ウレタンとは吹付による発泡状の断熱材です。
高い断熱性能と気密性を兼ねており、現在のさまざまなニーズや状況に
対応できる柔軟性を持った断熱材です。
また通気性がよく、熱が伝わりにくい構造になるため、
空気の流れをコントロールすることができ、建物全体の湿度、
気温を少ない動力で管理できるなど、高い省エネ効果を発揮します。

1.すぐれた断熱性

発泡剤はとても細かい気泡で構成されており、
また、この気泡内部が熱伝導率の低いガスで封入されているため、
優れた断熱性能を発揮します。
熱伝導率の低さはそのまま高断熱性能につながるため、
スチロールなどの断熱材と比較して50〜70%の厚みで必要な断熱性能を得られます。
さらに複雑な構造の建物でも隙間なしに施工できるといったメリットがあります。

2.目地のない断熱層

断熱発泡ウレタン吹付け工法による工事では断熱材の継ぎ目・隙間ができません。
なので継ぎ目などの隙間から生じる熱ロスや結露が起こりにくく、
部屋全体で高い結露防止・防熱効果を保持できます。
継ぎ目のない断熱層を実現する画期的な高気密工法として、大きな注目を集めています。

3.様々な下地・内装工事に適応

発泡剤は下地への自己接着性にすぐれているため、 木材やコンクリート、
ALC板、鉄板など広い範囲の下地に効果的。
また桟木工法による内装のほか、接着剤を使用して内装材を
直接貼り付けるGLボンド工法にも対応でき、さらに他の目的で建築された建物にも、
重量等の問題なく改造施工できます。

4.人と環境に優しい断熱システム

発泡剤には、水を使用し、オゾン層を破壊せず、
温室効果ガスを削減するので、地球温暖化抑制に寄与します。
また発泡剤は、環境省が定めた「グリーン購入法基本方針の特定調達品目
及びその判断の基準」にも適合します。

 

施工の流れ

  • 1吹付け面の確認

    吹付範囲の確認。
    そしてホコリや油が付着していないか、乾燥状態などを点検し、不良の場合は人口乾燥、清掃を行います。

    吹付範囲の確認。
    そしてホコリや油が付着していないか、乾燥状態などを点検し、不良の場合は人口乾燥、清掃を行います。

  • 2養生

    発泡ウレタン吹付け施工部分以外の部分に飛散しないよう、サッシ、ガラス、額縁等を養生します。
    また壁や天井、床などのウレタンが付着してはいけない箇所をマスカー、布テープなどで養生します。

    発泡ウレタン吹付け施工部分以外の部分に飛散しないよう、サッシ、ガラス、額縁等を養生します。
    また壁や天井、床などのウレタンが付着してはいけない箇所をマスカー、
    テープなどで養生します。

  • 3硬質発泡ウレタンの吹付け

    テスト発泡を行い正常なフォーム状態及び吹付けパターンかをチェック。
    専用のガンを使用して躯体に直接吹付けます。
    ガンを左右に移動させながら上から下へとウレタン表面ができるだけ平滑になるよう吹付け、厚みを計測しながら進めます。

    テスト発泡を行い正常なフォーム状態及び吹付けパターンかをチェック。
    専用のガンを使用して躯体に直接吹付けます。
    ガンを左右に移動させながら上から下へとウレタン表面ができるだけ平滑になるよう吹付け、厚みを計測しながら進めます。

  • 4仕上げ作業

    養生を解体し、ウレタンの厚みを検査用のピンで計測します。
    厚みが厚すぎる箇所はナイフ等でていねいに削り落とし、薄い箇所は補修剤にて補修します。
    その後、養生材・ウレタン等を綺麗に掃除します。

    養生を解体し、ウレタンの厚みを検査用の
    ビンで計測します。
    厚みが厚すぎる箇所はナイフ等でていねいに削り落とし、薄い箇所は補修剤にて補修します。
    その後、養生材・ウレタン等を綺麗に掃除します。

  • 5最終検査

    施工完了後、監視員の立会いのもとで検査を行います。
    これで作業は終了です。

    施工完了後、監視員の立会いのもとで検査を行います。
    これで作業は終了です。